理事長
あいさつ
1988年無認可小規模作業所月山が呱呱の声をあげる時から寄り添って30年になりました。社会福祉法人認可を経て2005年公職を辞したのを機会に理事長に就任しました。この間、就労継続支援B型事業においては一貫して下請け、委託ではない自主事業を追求してきました。
1つめは、延べ床面積330㎡(100坪)のリサイクル工場を建設し、ペットボトルの粉砕フレーク化事業、2つ目は中古牛舎を購入して短角牛(頭数48頭 2020年2月現在)の繁殖・肥育の一環経営、3つ目は自家所有畑1.2ha・借地1.3haでの枝豆(鶴岡特産だだちゃ豆)、落花生、にら、玉ねぎ、ねぎ、500本のブルーベリー・100本のイチジク栽培、と多角的事業展開を行っています。4つ目は2016年延床面積495㎡(150坪)の工場を建設しトイレットペーパーの製造を始めました。これら大型事業の中でも とりわけ”農畜産事業”に限りないロマンを感じ、同年社会福祉法人月山福祉会は認定農業者資格を取得しました。
更に挑戦は続いています、2020年4月から放棄されて久しい牧場を指定管理者として借受け、自前で手入れを行いながら無農薬・無化成肥料の「有機JAS認証」に該当する牧場に改良後、放牧を開始し、この牧場と農畜産事業全体を「月山ドリ-ムファ-ム」と命名します。この牧場では短角牛150頭飼育、年間出荷頭数70頭、年間出荷額5,000万円のデッカイ夢を描いています。これらを構想し、実現できたのは地域の皆様、行政機関、各種助成金で応援して下さる民間団体のご支援の賜物です。その土壌の上に役員、職員が一丸となった団結力・組織力、自助努力で難題を乗り越え夢に向かって邁進しています。
全国の障がい者のみなさん、土と動物に触れ合いながら標高600mに位置する牧場と敷地4,950㎡(1,500坪)に立つ畜舎、畑で私たちと一緒に働いてみませんか?……大きく門戸を開けて待っています。
理事長 石川 一郎